ビットコイン（BTC）コミュニティはリップルを批判している。リップルが米政府の仮想通貨準備金にXRPを含めようと提唱しているためだ。ビットコインコミュニティは準備金はBTCのみであるべきだと考えており、仮想通貨業界内で激しい議論を巻き起こしている。

ビットコイン支持者たちは、リップルがXRPを含む複数コインによる準備金構想を積極的に推進しているため、リップルを「戦略的ビットコイン準備金における最大の障害」と非難している。

1月16日、ニューヨークポストは、ドナルド・トランプ氏が、USDコイン（USDC）、ソラナ（SOL）、XRPなど米国ベースのトークンで構成される戦略的準備金の設立案に前向きであると 報じた 。

リップルのブラッド・ガーリングハウスCEOがこの案を積極的に支持しているが、仮想通貨コミュニティ内で論争を引き起こしている。多くのビットコイン支持者は、ビットコイン以外のコインが米国政府のバランスシートに含まれるべきではないと主張している。

複数コインによる準備金案

ライオット・プラットフォームのリサーチ責任者ピエール・ロシャール氏は1月23日、Xでリップルを「戦略的ビットコイン準備金の最大の障害」と 呼んだ 。同氏は、リップルが中央銀行デジタル通貨（CBDC）の構築に積極的に関与し、政治的ロビー活動を行っている点を強調した。

リップルのガーリングハウス氏はロシャール氏の投稿に 反応し 、ビットコインのみではなく、多様な仮想通貨を含む準備金を支持する立場を明らかにした。「我々の取り組みは、ビットコインを含む仮想通貨の戦略的準備金の実現可能性を高めている」とガーリングハウス氏は書いている。

リップルへの批判

米国が複数コインの仮想通貨準備金を創設すべきかどうかを巡り、コミュニティ内で議論が広がる中、ビットコイン支持者たちはリップルへの批判を強めている。

1月23日、ビットコイン支持者のウェイン・ヴォーン氏はビットコイン以外の通貨を含めることに強硬に 反対している 。

「米国には戦略的ビットコイン準備金が必要であり、戦略的仮想通貨準備金は必要ない。リップル、イーサリアム、ソラナは米国政府のバランスシートに載せるべきではない。これらを含めることは、トランプ政権に高い政治的代償をもたらすだろう」

ビットボルトのニコ・モランCEOは、ロシャール氏のリップルに対する指摘に同意し、「リップルは、米国のビットコイン戦略備蓄イニシアチブに対して意図的に妨害し、自社の利益を米国民の利益より優先している」と述べた。

また、メサーリのライアン・セルキスCEOは、リップルの政治的関係とXRPを米国のバランスシートに載せようとする動きを 批判した 。

「私はカマラ（・ハリス氏）に1200万ドル寄付したり、共和党に3つの上院議席を失わせたりするようなことはしていないが、XRPがなぜ仮想通貨準備金に含まれるべきではないかをトランプ大統領とそのチームに理解してもらうために努力するつもりだ」

ジャーナリストのエフラット・フェニグソン氏も、リップルを批判する声に加わり、リップルとCBDCの「愛憎関係」に言及した。同氏は、リップルがビットコイン準備金に反対していることは、中央集権型な通貨やCBDCを支持する同社の姿勢を示していると強調した。

仮想通貨取引所ビットゲット(Bitget) がDOGE＆TRUMPプレゼントキャンペーンを開催！簡単なタスククリアで5000円相当のDOGEと1000円相当のTRUMPをプレゼント！【1月最新】