Rumble社がビットコインを購入、同社株価は80%増

動画共有プラットフォームのRumble Inc.（ティッカー: RUM）は、1月20日のドナルド・トランプ氏の就任式直前に初めてビットコイン（BTC）を購入したことを 明らかにし た。同社は「これが最後のビットコイン購入ではない」と引き続き購入を続ける意向を示している。

Source: Chris Pavlovski

約2ヶ月前の2024年11月に、Rumbleが過剰な現金準備金から2,000万ドルをビットコイン購入に充てる計画を 発表 。同社は、購入タイミングはBTCの価格やプラットフォームのキャッシュフローのニーズを含む広範な暗号資産市場の状況に依存するとしていた。

ビットコインは1月20日に10万9,000ドルを超える史上最高値を記録し、トランプ氏の第47代米国大統領としての就任式に先立って注目を集めた。一部の暗号資産アナリストは、2025年末までにビットコイン価格が18万ドル以上に達する可能性があると予測している。

Rumble株、マイクロストラテジーの戦略を模倣か

Rumbleのビットコイン購入は、インフレやドルの価値切り下げに対するヘッジとしてビットコインを活用するという、マイクロストラテジーの戦略に倣ったものとみられる。

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マイクロストラテジーは2020年以来、45万BTCを保有しており、これはビットコインの総供給量の約2%に相当する。このナスダック上場企業は、ビットコインの価格変動と企業アイデンティティおよび株価パフォーマンスを効果的に結びつけている。

その結果、マイクロストラテジー株とビットコインの間には独特の相関関係が生まれている。同社とRumbleはどちらも、ビットコイン購入戦略を発表して以来、BTC価格を大きく上回るパフォーマンスを示している。

例えば、マイクロストラテジー（MSTR）は2020年8月に初めてビットコインを購入して以来、約2,650%の上昇を記録しており、同期間のBTC/USDの約850%の成長を大きく上回っている。

MSTR vs. BTC/USD since MicroStrategy’s first Bitcoin buy. Source: TradingView

一方、RUMは2023年11月にビットコイン購入計画を発表して以来、80%以上の上昇を見せている。ビットコイン価格は同期間に15.50%の上昇にとどまっている。

RUM vs. BTC/USD performance comparison since November. Source: TradingView

投資家の多くは、マイクロストラテジーが今後もビットコインの保有量を増やすと予想しており、それに応じて同社株にプレミアムを支払う姿勢を見せている。ビットコインが次の強気相場に突入した場合、この傾向はさらに強まる可能性がある。

現在のところ、同様の原則がRumble株にも有利に働いている。同社CEOのクリス・パブロフスキー氏は、12月31日にコンテンツ制作者への支払いをビットコインで行う計画を発表し、暗号資産への需要をさらに増加させる可能性を示唆している。

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上場企業、ビットコイン準備資産を目指す動き

トランプ氏が米国のビットコイン準備資産を設立する意向を表明した後、いくつかの上場企業がビットコインをバランスシートに追加することを決定した。

例えば、ナスダック上場のCritical Metals Corp（ティッカー: $CRML）は、Rumbleの発表から数時間後に5億ドルのビットコイン準備金計画を発表した。

他にも、ニューヨーク証券取引所上場のKULR Technology、カナダのテクノロジー企業Matador Technologies、生物医薬品企業Quantum BioPharmaがビットコイン購入を公表している。

Top Bitcoin holding companies. Source: BitcoinTreasuries.NET

さらに、日本の投資会社メタプラネットもここ数日間で過去最大のビットコイン購入を行い、約620BTCを取得したことが注目されている。

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