ビットコインとイーサリアムの両方を組み合わせたETF 2025年の仮想通貨ETFを牽引=専門家が予測
ブルームバーグのシニアETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏によれば、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の両方を追跡するETFが2025年に「新たな仮想通貨ファンドの波」の先駆けとなる見込みだ。
バルチュナス氏は 12月17日のX投稿で 、同僚のETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏の分析を共有し、「来年、仮想通貨ETFの波を予想しているが、1度にすべてではない」とのべた。2人は、新たなビットコインとイーサリアムを組み合わせたファンドに続き、ライトコイン(LTC)やヘデラ(HBAR)を追跡するETFが登場すると予測している。
セイファート氏は、証券取引委員会(SEC)が12月7日に複数のソラナETFを拒否したことを指摘し、SOLとXRPのETFは、ドナルド・トランプ氏が指名した新たなSEC委員長が指揮をとるまで「真剣に考慮される」ことはないだろうと語った。
バルチュナス氏は、規制当局がライトコインとヘデラをより好意的に見ていることを強調する。そのため、XRPやソラナのような時価総額が大きな資産よりも早くETFが承認されると考えている。
ライトコインはビットコインのフォークであるため「商品」と見なされる可能性が高く、承認されやすいという。またヘデラはSECによって「証券」として分類されていないため、上場投資商品が承認を受けやすい状況にある。
XRPとSOLはSECによって「証券」として分類されており、リップルはXRPの法的地位をめぐって長年にわたる法廷闘争を続けている。
セイファート氏やバルチュナス氏はHBARとLTCの承認の可能性が高いと見ているが、ファンドが投資家の需要をどれだけ引きつけるかは「不明確」だとしている。
多くの仮想通貨専門家は、トランプ政権下のSECが仮想通貨に対してより寛容になると予想している。トランプ氏は最近、仮想通貨支持者で元SEC委員のポール・アトキンス氏を次期SEC委員長に指名した。法律専門家は、これが規制緩和と仮想通貨支持の政策をもたらす可能性があると 考えている 。
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