ポーランド大統領候補、戦略的ビットコイン準備計画を発表

ポーランド大統領候補、戦略的ビットコイン準備計画を発表

ポーランドの下院議員で大統領候補のスワヴォミル・メンツェン（Sławomir Mentzen）氏は、2025年に当選すればビットコイン（Bitcoin/BTC）準備金を創設し、ポーランドをより仮想通貨に優しい国にすると約束した。

Poland should create a Strategic Bitcoin Reserve.

If I become the President of Poland, our country will become a cryptocurrency haven, with very friendly regulations, low taxes, and a supportive approach from banks and regulators.

BTC to the Moon! pic.twitter.com/izKc4spkkV

— Sławomir Mentzen (@SlawomirMentzen) November 17, 2024

2024年11月17日（日曜日）付けX投稿によると、同氏は、Instar Energy Lab S.A.の最高経営責任者でInPayの共同創設者でもあるレフ・ウィルチンスキ（Lech Wilczynski）CEO（最高経営責任者）による仮想通貨擁護団体Satoshi Action Fund（サトシ・アクション・ファンド）の戦略的ビットコイン準備金モデル採用に関する提案に対して行った以前の発言をさらに強調。同氏は、Satoshi Action Fundのオープンソースモデルが、ポーランド国家ビットコイン準備金設立の枠組みとなる可能性があると示唆したうえで、次のように訴えている。

待つ意味はない。暗号資産に関するナンセンスな法案を可決する代わりに、手遅れになる前にこれを先に進めるべきだ。スワヴォミール・メンツェン大統領はポーランドに戦略的準備金を創設しようとするだろうか?

これに対し、メンツェン氏は「もちろん」と回答。その後の投稿では、支援的な規制、低い税金、銀行や規制当局の支援によってポーランドを「仮想通貨の避難所」に変えるというビジョンを概説した。

メンツェン氏による先進的な提案

メンツェン氏は最新の投稿で、2018年のトルン市長選挙を振り返り、市役所や学校を利用してビットコインをマイニングし、発生した熱を建物の暖房に再利用することを提案。

当時、ビットコインの価格は約7,000ドルで、彼のアイデアはばかげているとして却下されたが、現在、ビットコインが10万ドルに近づいているため、同氏の提案は先進的であることが証明されたと自身で述べている。

このビジョンに基づいてメンツェン氏は、ポーランドがビットコインを含むように通貨準備を多様化することを提唱。このアイデアは、今は型破りに思えるかもしれないが、今後数年で当然の決定になる可能性があることを認めたうえで、次のように述べている。

ポーランドの政治家は、過去に対処するだけでなく、未来にも目を向けるべき時が来ている。私たちは永遠に他人を真似る必要はない。私たちはついに自分たちで新しい方向性を定め、他人の模範となることができ、ポーランド人は近代国家に値する。