ソラナ（SOL）の上場投資信託（ETF）が2025年末までに米国で上場する可能性は「極めて高い」。こう語るのは、ヴァンエックのデジタル資産リサーチ責任者であるマシュー・シーゲル氏だ。

シーゲル氏は、仮想通貨に友好的なドナルド・トランプ氏が大統領選挙で勝利したことを受け、米証券取引委員会（SEC）がより多くの仮想通貨製品の申請を承認すると期待している。

「SECが過去4年間よりも多くの仮想通貨製品を承認するだろう」と、シーゲルは フィナンシャルタイムズとのインタビュー で語った。「来年末までにソラナETFが取引される可能性は圧倒的に高いと思う」とも述べた。

トランプ氏の大統領選勝利は、米国での上場を待つ半ダース以上の仮想通貨ETFの提案にとっての好材料と考えられている。2024年には、SOL、XRP、ライトコイン（LTC）などのアルトコインを対象とするETFが相次ぎ申請されている。

バイデン大統領の下で、SECは仮想通貨に対して攻撃的な規制姿勢をとり、業界企業に対して100件以上の規制措置をとった。トランプ氏は「よりリバタリアン的なSEC委員長を任命するだろう」と、ブルームバーグ・インテリジェンスのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は 予想している 。

トランプ氏は、SEC委員長であるゲイリー・ゲンスラーの後任をまだ発表していない。11月14日、元CFTC委員長のクリス・ジャンカルロ氏は、その役割を引き受けないと 語っている 。

11月4日、SECは、複数のアルトコインを含む多様な仮想通貨のバスケットを保有するETFの上場を求めるグレースケールの申請を 審査し始めた 。ｓらに11月8日、米国の規制当局は、証券取引所NYSEアメリカンで現物イーサリアムETFに結びついた最初のオプション取引を上場するための申請を 審査している 。

「選挙は仮想通貨にとって大勝利だった。完全にゲームチェンジャーだ」と、ビットワイズ・アセット・マネジメントの最高投資責任者であるマット・ホーガン氏はフィナンシャル・タイムズに語った。

「過去4年間、仮想通貨は片腕、あるいは両腕を背後で縛られた状態で運営されてきた。敵対的なSEC、規制の不確実性、基本的な銀行サービスへのアクセスの制約に直面してきた」とホーガン氏は述べる。「向かい風が和らいだときに何が起こるか想像してみてほしい」と、ホーガン氏は将来に期待を寄せた。

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