金融企業カンター・フィッツジェラルドのハワード・ラトニックCEOがFOXビジネスに出演し、ビットコインを金や石油と同様にコモディティとして分類するよう規制当局に求めた。

FOXビジネスの「モーニングズ・ウィズ・マリア」のインタビューで、ラトニック氏はビットコイン（BTC）のコモディティとしての地位が確立されていると述べ、仮想通貨市場の明確な規制を求めた。「ビットコインはコモディティだ。金や石油のように扱うべきだ。ただのコモディティだ」と語った。

コモディティとしてのビットコイン

マリア氏はラトニック氏に、カンター・フィッツジェラルドの取引所で取引されるコモディティなどが、株式と同様の規制を受けると考えているかどうかを尋ねた。ラトニック氏は、コモディティと株式が長い時間をかけて統合されると信じているとし、「おそらく20年ほどかかるだろう」とのべた。

ラトニック氏は、規制当局がBTCとデジタル資産業界の重要性を理解していないことに懸念を示した。「率直に言って、彼らは仮想通貨やデジタルを全く理解していないし、その重要性もまだわかっていない」と語った。

20億ドルのBTC貸付プログラム

7月27日、ラトニック氏はビットコイン2024カンファレンスで、BTC貸付プログラムの開始を 発表し 、「ビットコインを所有する人々にレバレッジを提供する」と述べた。

ラトニック氏は「ビットコイン融資事業を通じて20億ドルの貸付を開始する」と語った。カンファレンスの閉会の辞で、ラトニック氏は「ビットコインを世界金融市場のファミリーに迎え入れる」と語った。

トランプ政権の移行チーム

元米大統領ドナルド・トランプの選挙キャンペーンチームは8月16日、ラトニック氏が共和党候補の移行チームを共同で率いることを 発表した 。ワールド・レスリング・エンターテインメント（WWE）の共同創設者リンダ・マクマホン氏とともに、ラトニック氏は移行チームの政策の編成とスタッフ管理を監督する予定だ。

パラダイムの政府関係責任者であるアレックス・グリーブ氏は、8月16日の X投稿 でラトニック氏が「大物の仮想通貨支持者」であると指摘し、チーム参加が「仮想通貨にとって大きな出来事だ」と語った。

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