スタンダードチャータード銀行のデジタル資産リサーチ部門のグローバルヘッドであるジェフ・ケンドリック氏は、2024年の米国大統領選挙の結果に関わらず、ビットコイン（BTC）が2025年末までに20万ドルに達する可能性が高いと考えている。

ケンドリック氏によると、2025年にビットコインの価格が新たな史上最高値に達する要因として、米証券取引委員会（SEC）の職員会計公報121（SAB-121）の撤廃、インフレのわずかな上昇、ビットコイン上場投資信託（ETF）へのポジティブな資金流入を挙げている。

SAB-121は銀行が顧客のためにデジタル資産を保有することを実質的に妨げている会計ガイドラインであるが、ケンドリック氏はトランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領の両者がこれを撤廃すると予想している。

またケンドリック氏は、SECのリーダーシップの変更も予想しており、特にSECのゲーリー・ゲンスラー委員長が仮想通貨業界に与えるネガティブな影響と、その後任が市場に与える可能性について言及した。

「おそらく、より多くのETFが比較的早く登場するだろう。ソラナがその中で最も可能性が高い」とケンドリック氏は予測している。

さらにケンドリック氏はマクロ経済に言及し、「10年債利回りが2年債利回りを上回ったのは数四半期ぶりであり、これは好ましい状況である。インフレ期待がわずかに上昇している一方で、実質利回りはわずかに低下している」と語った。

ケンドリック氏は、トランプ前大統領がホワイトハウスに戻る場合、2024年末までにビットコインの価格が約12万5000ドルに達すると予測しているが、2025年末までには「ホワイトハウスに誰がいようと」ビットコインの価格が20万ドルに達するとしている。

2024年米大統領選挙まであと45日

2024年の大統領選挙は、仮想通貨を初めて全国レベルの政治争点に引き上げた。11月の選挙が近づく中、仮想通貨系の政治行動委員会(PAC)は、仮想通貨に賛成する候補者を支援するために数百万ドルを 費やしている 。

仮想通貨とr引き所ジェミナイの 最近の調査 によると、米国在住の回答者の約73%が、仮想通貨政策が何らかの形で彼らの投票に影響を与えると示している。

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