Web3においてゲームは依然として重要な要素だが、ローンチのために多額の資金を調達したにもかかわらず、貧弱なゲーム内容が「失望」を招いていると指摘する声もある。

TONベースのゲームエコシステム「Pixelverse」の共同創設者であるコリ・レオン氏は、一部のゲームが期待に応えられなかったと考えている。レオン氏によれば、多くの支援者と資金を得たにもかかわらず、一部のWeb3ゲームプロジェクトはプレイヤーを引きつけることができなかった。

「現在のゲームの状況は失望的だ。AAAゲームとされるもののために多額の資金調達が行われたが、ベンチャーキャピタルから高い評価を受けた最近のローンチは、ゲームプレイの質が悪く、ゲーム内資産で投機するプレイヤー以外を引きつけることができなかった」とレオン氏は指摘する。

レオン氏はWeb3プロジェクトのためにコミュニティを構築する重要性を強調した。「エコシステムが繁栄するためには、プロジェクトが成功するための要素、つまりコミュニティ、文化、流通に焦点を当てることが重要だ」

Web3ゲームへのアプローチ

Pixelverseは、6月にテレグラムのミニゲーム「Pixeltap」で5000万人のプレイヤーを引きつけることに成功した。レオン氏によれば、Pixelverseは「非現実的な約束」をせずに強力なユーザーベースを構築したいと考えている。

レオン氏は、今後のインフラストラクチャと新しいゲームのリリースを通じてAAAレベルの体験を提供すると語った。しかし、プロジェクトはすでに流通とコミュニティ構築の基盤を築いていると強調した。レオン氏は、これがPixelverseを「無限の可能性」をもたらすと考えている。

ゲームは「重要なオンボーディングメカニズム」

CryptoSlamの創設者兼CEOであるランディ・ワシンガー氏は、コインテレグラフとのインタビューで、ゲームこそがWeb3に新しいユーザーを引きつける方法であり続けると語った。

「ゲームがWeb3にとって重要なオンボーディングメカニズムであると強く感じている。数百人や数千人ではなく、何百万人もの新しい人々を引きつけるキラーゲームを待っている。それは可能だと思う。さらに言えば、それは不可避だろう」と語った。

ワシンガー氏はまた、Web3ゲームに多額の資本が投資されている点を指摘した。一方、最高のゲームは「長いソフトウェア開発サイクルを必要とする」ともワシンガー氏は考えている。同氏は、イニュータブル、ローニン、マイトスのようなゲーム専用のブロックチェーンがそのキラーゲームを生み出すことを期待している。

「これらの主要なプロトコルのいずれか、またはすべてから、マスにアピールし、新しい人々を引きつけるゲームチェンジングなソフトが登場すると楽観視している。ただ、それには時間がかかるだろう」

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