韓国の金融当局 仮想通貨取引所でのトークン上場に関するガイドラインを制定へ
韓国の金融当局は4月末か遅くとも5月前半までに、中央集権型の仮想通貨取引所におけるトークン上場に関する新たなガイドラインを発表する計画だ。
地元メディアによると 、韓国の金融当局は、原因が徹底的に究明されない限り、ハッキング事件を起こしたデジタル資産の国内取引所への上場を禁止する方針だ。さらに、外国のデジタル資産は、韓国市場向けのホワイトペーパーや技術マニュアルが公開されている場合のみ、国内取引所に上場できる。
ただし、ライセンスを取得した取引所に2年以上にわたって上場しているトークンは、これらの新基準を満たす必要がない可能性がある。ガイドラインには、発行体が実際の流通量と公表された量との間の不一致など、重要な情報の適切な開示に失敗した場合、取引所は仮想通貨を上場廃止しなければならないという規定も含まれる可能性があるという。
報道によると、韓国政府は現在、現地の取引所から意見を集めている。2023年後半から、金融監督院はデジタル資産交換協会などの業界関係者からのフィードバックを求めながら、上場ガイドラインの策定を進めている。
韓国政府は2月初旬、仮想資産利用者保護法の新たな改正案を 発表した 。この法律は、違反に対して1年以上の有期懲役または違法利益の3倍から5倍に相当する罰金を科すなどの刑事罰を課す。この法律は、テラフォームラボとその創業者ド・クォン氏が関与した事件を受けて制定された。2022年5月のテラの崩壊は、4500億ドル以上の損失をもたらした。
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